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2023年10月01日
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日本製鉄の瀬戸内製鉄所呉地区が9月末をもって閉鎖
2023年9月30日をもって日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区が閉鎖された。
呉市の象徴
広島県呉市の象徴的な企業ともいえる日鉄が昨日72年の歴史を終えた。
戦前から軍港として栄えた呉市は戦後もその地形を活かして造船や製鉄業など重厚長大産業が盛んだった。
これはあの戦艦大和を造った呉海軍工廠があった事も影響していると思う。
戦後も海軍工廠跡地に工場が建設され、多くの方が働いていらっしゃった。
閉鎖発表の時点では協力会社を含めると約3300人の従業員がいたそうだ。
1企業でのこの人数なのだから恐れ入る。
家族なども含めると関係者はもっと多いと考えることができる。
呉市の人口は現在約21万人。呉市に与える影響は甚大だろう。
ちなみに呉市は戦前には40万人を超える人口を誇っていた時代もある。
あの坂の町に多くの人が住んでいたのだ。さぞ栄えていたに違いない。
話しを戻して製鉄所の営業は閉鎖したが、この広大な土地に残る設備の解体などには10年程度かかる見込みらしい。
なんとも長い。。。残った従業員が解体などに当たるらしいが、解体業者もおそらく呉市にくるだろうから、まだまだ呉市にはそれなりに人がいる状態なのだろう。
ただ2024年4月には約500人になる見通しなるとの事だ。
製鉄所跡地の利用はまだ未定。
呉市の今後を左右する案件だけに注目していきたいと思う。
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